消費者への販売促進を可能にするための技術
求める技術とその諸条件の詳細
概要:
ペプシコ社は、ボトル、ラベル、蓋(キャップ)のような既存の包装部品を利用した販売促進活動において、消費者の皆様にとって楽しく、興味を抱いていただけるような新しい方法に興味を持っています。
背景:
ペプシコ社は広告宣伝やソーシャルメディア等の様々な手段によって、消費者の皆様とつながっております。よりパーソナル、個人的なレベルにおいては、ペプシコ社はラベル上のQRコードやキャップの下部に付いている独自のコードを通じて消費者とつながっております。これらのキャップ下部のいわゆるUTCコードは固有のコードが使われ、製品や販売促進活動の情報へのアクセスやコンテストへの参加機会を提供することができます。固有のコードを使用しているため、いったん使用されると再利用はできません。
このコードにアクセスするためには、消費者はまず製品を購入しなければならず、そして容器を開けて開封確認テープを破って、固有のコードを得ます。しかしながら、UTCコードは人間の目や携帯電話カメラで読み取ることが難しい場合も少なからずあります。今回の主な課題は、蓋(キャップ)のベースカラーがUTCコードテキストと比較して、わずかなコントラスト比しか持たない事です。結果として消費者の興味の低下や関与の減少が見られます。
ペプシコ社の探索技術:
- 固有のUTCコードにより優れた視認性や読みやすさを確保することで、より素晴らしい経験を消費者に届けられるようにするシステムや技術
- ボトルやラベル、蓋(キャップ)を活用した従来型UTCコードの代替技術。(固有のIDにアクセスするためには消費者がまず商品を購入する必要がある。)
ペプシコ社の主な関心は商業的に利用できる可能性を持つ技術にあります。しかしながら、もし明確な開発への道筋が提供されているのであれば、アーリーステージのソリューションにも関心を持っています。
制約事項:
必須条件は以下の通りです:
- 量産可能であり、1分間に1000個以上のパーツが生産できるスピードで、好ましくは、ペプシコ社の供給施設で組み立てできるもの
- 複数の設備を必要とするが、上記要求スピードを達成できるソリューションは検討の対象になります。
- 既存製品のパフォーマンスに影響を及ぼさないもの
- ボトルの開閉
- ラベル剥がし、または引き裂きなど
- サステナビリティにおいて、ペプシコ社の”Packaging with a Purpose goals”に対応していること:
- 以下のようなご提案は検討の対象になりません
- ボトルや蓋(キャップ)のリサイクル利用にネガティブな影響があるもの
- (生産努力における)二酸化炭素排出量にネガティブな影響があるもの
- ボトルや蓋(キャップ)の重量にネガティブな影響があるもの
- 直径28mmで1881キャップ規格に対応できるもの
- 消費者にとって非常に簡単であること
- 消費者にとって非常にプロセス(最低数)が少ないこと
- 使用指示が簡単なもの
- 携帯電話やカメラでコードが読み取れるもの
- 情報入力の際、肉眼でも簡単に読み取れること
- 以下のようなご提案は検討の対象になりません
望ましい条件:
- 工場設備に最小限の影響しか与えない
- カラー選択の幅があること
- カスタム色の選択も大変望ましい
応用可能性があるソリューション分野:
- レーザーマーキング
- レーザー彫り/エッチング
- レーザー照射された際に、色の変化を示す反応性高分子
- 新規で英数字表示でないもの
- ボトルの特性を活用するもの
- ラベル上の固有コードを潜在(隠す)させることによるラベルの活用
関心のない技術例
特筆すべき進歩が確立していないものに対しては、ペプシコ社は関心がありません
- 製品購入前に使用され得るようなQRコード
- ジオフェンシング位置情報技術