粉末塗布/散布に利用できる画期的な応用技術
求める技術とその諸条件の詳細
概要:
成型加工されたポテトチップスへの調味料塗布の新規技術を探しています。
背景:
成型されたポテトチップスの製造において調味料の塗布は重要で、不可欠な工程です。ポテトチップスがどのように製造されるかデモンストレーションビデオをこのリンク先からご覧ください。(link)
チップスへの典型的な調味料の塗布方法は、落下する調味料粉末のカーテンの下にチップスを通過させるというものである。このシステムにおいては、ある割合の調味料がチップスの間に落ちるという好ましくない結果をもたらします。この非効率に対応するため、この(落下した)調味料は、後の生産工程において再利用されます。しかし残念ながら、粉末調味料の流動特性は、空気や浮遊する油粒子との接触により悪影響を受け、再利用の可能性は制限されます。
加えて、一枚一枚のチップス表面への均一なコーティングや各生産レーンにおける一貫性の実現も同様に難しい問題です。
生産効率の改善と品質を確保するために、次世代の粉末塗布技術を探しています。
制約事項:
必須条件は以下の通りです:
- 従来の典型的で大雑把な粉末ベースの技術からのパラダイムシフトを実現できること。
- 従来方法における調味料ロスに対し、ロスをゼロにする事を目標とする大幅な削減を行えること。
- 品質への影響は全く発生しないこと(例、塩分レベルの上昇など)。
- チップスを生産レーンにおいて効率的に積み重ねるため、チップス同士がくっつかないよう調味料が塗布された後、瞬時に乾燥しなければなりません。
望ましい条件:
- 両面塗布
- 他の製品へ応用可能
- 生産ラインの大幅な改良等が不要である―既存のラインに適用できる
応用可能性があるソリューション分野:
食品業界の技術に限らず、粉末や液体向けシステムを使い希望する性能を達成できるすべての提案を歓迎します。(以下に記す例外を除く)
関心がない技術例:
従来技術と比較して著しい進歩がないものには関心がなく、以下のような調味料の塗布、散布装置技術に関しては既に精通しています:
- スカーフプレート(粉末調味料をカーテン(シャワー)状に落下させながら塗布する)
- スクリューフィード(スクリューによる撹拌)
- コンベア式塗布装置