Spread the love

背景:

東京電力パワーグリッド株式会社では送電鉄塔・通信鉄塔(以下鉄塔)の部材劣化を防止するために塗装を実施しているが、紫外線や塩害などによって塗装自体が劣化していくため、適切な時期に再塗装を必要としている。高寿命塗料を活用することにより、年間の塗装基数を削減することができ、鉄塔の保全、塗装コスト削減に寄与することができる。現在高品質塗料を用いているが、更なるコスト低減を目的に、より長い年数再塗装が不要となる塗料(目標は100年程度。それ以下でも可ではあるができる限り高寿命)を求めている。

 

制約条件:

  • 製品、技術に求めるスペック

高寿命塗料技術

 

材料評価のために求める情報:

  • 耐久年数情報
  • 耐久性試験情報
  • 促進耐候性試験(耐久年数算出のベースとなる促進耐候性試験の情報。試験方法、試験条件は問いませんが、例えば下記試験により取得されたデータが望ましい。)
  • サイクル腐食試験:JIS K 5600-7-9:2006附属書C(規定)サイクルA
  • 促進耐候性試験(樹脂・調色):JIS K 5659:2008.7.19
  • メタルウェザーメーターによる促進耐候性試験など
  • 紫外線、温度、湿度に対する耐久性試験の他、熱サイクル試験や耐衝撃性試験の情報も取得していれば提供を希望します。
  • これまでの送電鉄塔等(あるいは類似の構造物)への採用実績、適用年数および状況など

 

技術の完成度:

ソリューションについては、必ずしも現時点で販売されていなくてもかまわないが、すぐにサンプル評価が可能で、遅くとも1年以内に利用できる開発段階の技術が望ましい。


Spread the love