背景:
現在、東京電力ホールディングス株式会社においてコンクリートの浮き(空隙)の調査では 打音検査を実施しているが、多くの人手と経験的判断に依存しているため、打音検査の代替方法として「非接触」非破壊検査の開発が望まれています。
求める技術の概要:
コンクリート構造物の浮きを非破壊、非接触で検知可能な技術および技術保有する企業を探しています。
必須条件:
- 非破壊、非接触でコンクリート内部の浮きを検知可能
- コンクリート表面の変化では捉えられない内部(深さ0~10cm)のコンクリートの浮きを検出可能
- 既存の有人打音法と同等の精度で検知可能
- 温度変化がほとんどない環境(トンネルのような日中でも日が当たらない構造物)でも検知可能
望ましい条件:
- コンクリート構造物で実証されていること(実証されていなくても適用できることが理論的に説明できる)
- 検査機器は検査員が台車等で運搬できる程度のサイズ、重量であること(自動車に搭載して使用する検査機器は対象ではありません。但し、将来的に小型化が可能な装置であれば興味があります)
- 1cm x 1cm程度以上のサイズの浮き(空隙)を検知できること
- 地上高2~5m程度離れているコンクリートの内部を検知できること
技術評価のためにご提供いただきたい情報:
- 検出できる浮き(空隙)の最小サイズ
- 検知可能深度(表面から何cm程度)
- 検知可能距離(装置から壁まで何m程度)
- 装置サイズ(大きさ、重量)
- 検知作業時間(例えば、1時間で何平方m程度)
技術の完成度:
ソリューションについては商業化済みの装置が望ましいですが、開発初期段階の技術でもトンネル内の浮きコンクリートに適用できるような新しい方法論なら検討させていただきます。
ご不明な点がございましたら、下記までご連絡ください。
株式会社イェットツー・コム・アジア
住所:東京都千代田区神田錦町3丁目15番地5号HK パークビルI 2階
電話:03-5217-0217 e-mail: yet2.japan@yet2.com