問題点:

  • 高温の稼働温度(125-150°F/52-66°C)における、エアドライヤー用に使われる乾燥剤の性能改善、または変更
  • クライアント企業の用途では、空気から湿気を取り除くために乾燥剤を使用していた。高温の環境では空気は水蒸気を大量に含むことができるため、空気の流れから水分を除去することがより難しかった
  • 通常の作業の中で、乾燥剤を再生させるために圧力スイングを使っていた。乾燥剤は、90~130psi(6~9気圧)の空気と大気圧の空気にさらされた
  • 乾燥剤は、通常の作業の中の圧力スイングによる再生に対応したものでなくてはならなかった
  • ソリューションは、少なくとも現在のシステムと同じくらい小さいものでなくてはならなかった。フットプリントでタイプ用紙程度だった
  • 産業規模で利用可能であるか、拡大可能な製造プロセスで製造できるものである必要があった

yet2の戦略と役割:

  • 3つの広いカテゴリで素材をスカウティングした: 新規の乾燥剤、乾燥剤としては使用されていないが乾燥剤として望ましい特性を持った新素材、既知の乾燥剤を変更/改良したもの
  • クライアント企業の利用方法以外の産業で使用または開発されたソリューションを特定することに特に重点を置いた
  • 最初と3番目のカテゴリにおいては、yet2は主として性能データ、経済性、利用可能であれば比較研究に基づいて対象を精査した
  • 2番目のカテゴリでの目標は、利用目的について使用可能であるかを判断することと、クライアントの研究室での迅速なコンセプト実証に進めることであった

成果:

  • 5つの素材を有望と判断した
  • 4つの素材を試験対象として選択した
  • 1つの素材が、結果待ちで保留となった
  • 試験した4つの素材は、スカウティングアプローチで概要を説明した3つのカテゴリすべてから選ばれたものであった