ニーズ概要
背景
パーム油はアブラヤシから取れる食用油であり界面活性剤の原料としても広く使用されています。しかしながら今後の人口増加による需給逼迫の懸念に加え、生産地である東南アジアのプランテーションでの森林破壊、生物多様性の喪失、児童労働などの緒問題が存在しています。
yet2のクライアントはアブラヤシ由来のパーム油への依存度を下げたいと考えています。将来的には、バイオ技術などで生産された油脂やその誘導体原料(高級脂肪酸、高級アルコール、高級脂肪酸メチルエステルなど)を活用できないかと考えており、パーム油代替油脂技術を持つパートナーを探しています。
技術要件
界面活性剤の原料となるアブラヤシ由来のパーム油を代替する油脂原料を商業規模で生産する可能性を持つ技術に関心があります。具体的には以下の条件を満たす必要があります。
- 生産工程が環境に配慮したものであること(微生物を利用したバイオ技術など)。
- パーム油代替物製造技術としては、界面活性剤の原料となる油脂誘導体(高級脂肪酸、高級アルコール、高級脂肪酸メチルエステル等)のみならず、油脂(高級脂肪酸のトリグリセリド)の製造技術にも関心がある。
- スタートアップ企業が商業化を目指している技術であればアーリーステージであっても関心がある。
- パーム油代替物の素となる原料に関しては、特にこだわりはない。
希望する協業形態
yet2のクライアントが研究開発投資を行う、また、生産されたパーム油代替物の需要者となるなど、さまざまなパートナーシップの可能性が考えられます。
ソリューションとなり得る技術や研究コンセプトをお持ちの場合、また質問などございましたら下記までご連絡ください。
株式会社イェットツー・コム・アジア
住所:東京都千代田区神田錦町3丁目15番地5号HK パークビルI 2階
電話:03-5217-0217 Fax: 03-5217-0218
e-mail: japan@yet2.com