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概要/Overview

エラストマーの製造(溶液重合プロセス)においてステンレススチールの重合釜(もしくは配管)内壁に高分子量化したスケール(樹脂残り)が付着、蓄積します。この蓄積したスケールがステンレス表面から剥がれ落ちて、製品へ混入することが問題になっています。

重合釜内の攪拌溶液中でモノマーの局所的滞留が原因で高分子量化した不要なスケールが発生すると考えています。

現在、このスケールの製品混入を防ぐために半年に1回、熱水煮沸後、高圧水で重合釜(配管)の洗浄を行い、スケールを除去していますが、半年に一度生産を止めることになり、効率化が求められています。

そこで、ステンレス重合釜内壁へのスケール付着を遅らせる、または付着してもごく初期の小さいうちに剥がれる状態を作りだせるようなステンレスへのコーティング、表面加工などの技術を探しています。

 

制約条件/Constraints

  1. 既存のステンレス製重合釜(もしくは配管)に適用可能な技術であること
  2. 高圧洗浄の頻度を1年に1回以下にできること
  3. ステンレス表面に付加する形での形状変更は可能だが、重合釜の安全性を鑑みステンレス表面の切削など厚みが薄くなるような加工はできない。(表面加工された金属フィルムを内壁に付けるような加工は検討対象になります)
  4. 付着抑制効果評価のためステンレススチール(SUS316L)へコーティング等を施したサンプルプレートをご提供いただける、あるいはこちらから提供させていただくSUS316Lプレートにコーティングしていただける事が望ましい。
  5. アルカリ耐性があること
  6. ブチルリチウムと反応しないこと
  7. 炭化水素溶媒に耐性があること
  8. 熱水煮沸、高圧水洗浄に対する耐性があること
  9. 熱伝導率の低下が少ないこと
  10. 耐熱性: 120℃
  11. 耐圧性: 400kPa(高圧ガス設備の釜に適用可能な技術)

必須ではありませんが、炭化水素系樹脂、例えばプラスチック系ではポリエチレン、ポリスチレン、ABSなど、ゴム系ではEPM、EPDMなどの重合プロセスで付着抑制実績がある技術を希望します。

重合釜の攪拌技術により重合むらをなくすアジテーター(攪拌装置)技術や析出物を効率的に除去するようなフィルター技術にも興味があります。炭化水素系樹脂での実績がございましたらご紹介下さい。

 

解決策があると想定される技術領域/Possible solution areas

産業分野:

  • 食品加工設備への食品付着防止技術
  • 自動車(ボディ、ガラスなど)、キッチン周り、医療機器への油性(汚れ)成分付着防止技術

 

技術分野:

  • コーティング技術(超撥水、超親水など含む)
  • 有機系であるフッ素系コートはステンレス面から剥がれやすいという印象があり検討していない。
  • もし付着抑制試験とステンレスへの接着性試験の両方について優れた実績がございましたら検討したいです
  • ステンレス表面形状(微細加工)技術
  • 析出混入物除去(フィルター)技術
  • 超音波振動技術

 

想定される適用領域/Field of use and intended applications:

ステンレススチール製重合釜、配管内壁

 

その他/Other:

生産している樹脂の分子量は10~20万で、除去したいスケールは数十万~100万以上の分子量になります。

 

本技術にご関心ございましたら、下記までご連絡ください。

株式会社イェットツー・コム・アジア

住所:東京都千代田区神田錦町3丁目15番地5号 HK パークビルI 2階

電話:03-5217-0217 Fax: 03-5217-0218

e-mail: japan@yet2.com


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