
概要
グリーンケミカルは、触媒を用いた環境に優しい製造プロセスにより、5-ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)を提供することができます。当社の精製方法により、HMFの純度を高め、99.9%の純度で提供することができます。
さらに、グリーンケミカルのHMF(フルクトース原料)は、食品に安全な材料のみを使用し、穏やかな条件下(100℃以下の温度、加圧不要)で製造されています。これは、高温・高圧条件や強酸などの有害な化学物質を必要とする危険な手順を用いる、典型的な既存のHMF製法とは異なります。
グリーンケミカルズのHMFの主な技術的特徴と優位性
- 可食原料のみを使用し、環境に有害な化合物は使用していない。
- 純度管理が容易で、9%純度で供給が可能。
- HMFは温和な条件下で安定的に得られる。
- シンプルな製造工程で大量生産が容易。
- 一般的な高温高圧プロセスよりも低コストで製造可能。
- HMFは特定の不純物が存在すると分解しやすいが、純度が高いため安定した保存が可能。
提供可能な素材について
- 純度や色など、お客様のご要望にお応えします。
- HMF誘導体の製造については、ご要望に応じてご相談に応じます。
- 非可食のバイオマス資源を原料にする技術もあります。(未利用な非可食バイオマス資源の有効活用が可能です。非可食原料を使用する場合でも、既存のHMF生産技術(高温高圧条件下)と比較すると、かなり温和な条件になります。)
技術概要
HMFは透明から淡黄色の低融点固体で、水にも有機溶媒にもよく溶けます。HMFは糖分を含む食品、特に加熱や調理の結果として形成される天然化合物であり、蜂蜜にも含まれ、香料や医薬品などの産業で使用されています。
HMFは芳香環構造を持つ唯一のバイオベースプラットフォーム化合物であり、フラン環の2位と5位にそれぞれアルデヒド基とヒドロキシメチル基を持ち、反応性が高いです。そのため、多くのバイオマス製品に変換することができます。
HMFは一般的に果糖から高温高圧条件下(HTC法等)で合成されますが、設備上の制約があり、強酸等の化学薬品の使用も環境への負荷となります。これに対し、グリーンケミカル技術は、食品に使用される原料のみを使用し、反応温度は100℃以下、圧力も不要です。
技術詳細
生産されたHMFは簡単な精製方法で95%以上の純度にすることができます(5%の不純物の大半はHMFの二量体です)。さらに当社独自の精製技術を導入することで、99.9%以上の純度を実現できます。用途に応じて純度を調整することも可能です。
More Purification => 
純度:95% 純度:99.9%

High-performance liquid chromatography analysis Nuclear Magnetic Resonance analysis
開発状況
グリーンケミカル社のHMFは現在、製品開発の最終段階にあります。
さらに、HMFを原料として、食用に適さないバイオマス資源のみを使用して合成する技術の開発も進められています。
グリーンケミカル社は、HMFの使用に関心のある香料メーカーやエンドユーザーから、用途要件や適合性に関する意見を求めています。現在、少量のサンプルをご用意しています。ご要望に応じて、追加情報も提供いたします。
ご不明な点や、サンプル評価のご希望等がございましたら下記までご連絡ください。
株式会社イェットツー・コム・アジア
住所:東京都千代田区神田錦町3丁目15番地5号HK パークビルI 2階
電話:03-5217-0217 e-mail: [email protected]
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