背景:
日常生活で適切な食品を摂取することは、生活習慣病の予防や生活の質(QOL)の向上に影響するだけでなく、健康の維持増進の面でも重要です。小林製薬株式会社は機能性食品、中でもサプリメントを重点事業と位置付けており、強みとする各種活性の評価系を用いて有効性の高い製品の開発に取り組んでいます。直近では肩の痛み・こり・はり・動かしにくさなどの違和感についての対処法を検討しており、筋肉弛緩・末梢神経保護・血流促進・抗炎症などといった作用を持つ食品素材に注目しています。そこで今までにないサプリメントの実現に向けて、研究および製品開発のパートナーを求めることにしました。
素材に求める要件:
- 動物試験で、筋肉弛緩や末梢神経保護などの、肩の違和感の改善につながる活性が評価されている
- 優先順位は筋肉弛緩 > 末梢神経保護 > その他(血流促進・抗炎症など)
- ヒトを対象とした肩の違和感を改善したデータがあればベストであるが、動物試験であってもいずれかの作用が確認されていれば十分である
- 複数の作用が組み合わさっているものを歓迎する
- 食品として使用できる可能性がある
- 使用する部位や有効成分が医薬品に該当しない
- 有効成分が推定できていれば望ましい
- 工業的に原料を生産できる目途が立っていれば望ましい
- 素材として独自性が高い
- 例えば以下を満たしていることが望ましい:
- 提案素材の物質もしくは活性用途などの特許を保有または出願している
- 提案素材に類似するものが食品原料市場に広く流通していない
期待する素材:
例えば下記のような素材に期待していますが、その限りではありません。
- 末梢神経保護作用に関して、ビタミンB12よりも効果的な素材
期待するパートナー:
例えば下記のような企業及び大学・研究機関からの提案に期待していますが、その限りではありません。
- 独自性の高い素材を保有しており、サプリメントの開発に提供したい企業
- 独自性の高い素材を研究しており、実用化のためのパートナーを求めている大学・研究機関の研究者
* 協業している企業と大学・研究機関の連名でのご提案も歓迎いたします
提案者の機会:
有望な提案者に対して以下の機会をご提供いたします。
- 素材評価・メカニズム解析等のための共同/受託研究
- 素材を元にしたサプリメントの製品化を目指す素材供給・共同開発
- 特許権や製品の販売権の譲渡/ライセンシング
応募後の流れ:
応募後の一般的なプロセスは以下の通りです(ご提出頂けるデータによって変わります)。
- 提案情報に基づいた1次評価
- 提案者から小林製薬への有償/無償でのサンプル提供(1 g未満)
- In vitroによる2次評価
- 提案者から小林製薬への有償でのサンプル提供(50~100 g)
- In vivoによる3次評価
- 協業交渉
筋肉弛緩・末梢神経保護・血流促進・抗炎症などといった作用を持つ独自性の高い素材を保有もしくは研究をされており、今までにないサプリメントの研究および製品開発にご関心をお持ちであれば、是非ご提案いただけますようお願い申し上げます。
小林製薬イノベーションポータル: 筋肉弛緩・末梢神経保護などの肩こり改善作用がある機能性食品素材
締め切り日:2023/8/8
ご不明な点等ございましたら、ご遠慮なくお問合せください。
本ニーズに関するお問合せ
株式会社イェットツー・コム・アジア(小林製薬ポータルサイト担当)
Tel: 03-5217-0217
Email: kobayashi@yet2.com